DAY1|駿府 → 洲本 → 徳島 → 大洲へ
11時間の攻城ロード を駆け抜ける旅
延岡 → 熊本 → 天草・富岡城の大遠征
四国の果てから九州へ。
海を渡り、南九州を縦断し、さらに天草半島の先へ。
まさに攻城ロードの極致とも言える 2日間の記録です。
【第1章】
番外編:佐田岬〜三崎港
四国の果てから九州へ渡る水軍ルート
■ 大洲城から約1時間半、四国の最果てへ
大洲城を後にし、細長く延びる佐田岬半島をひたすら西へ。
到着したのは、四国の最西端・三崎港(愛媛県)。
四国と九州を結ぶ「国道九四フェリー」の発着地です。
■ なんと国道扱いのフェリー
三崎港 ↔ 佐賀関(大分)を結ぶこの航路は、
正式に国道197号の一部となりました。
海の国道を進む気分は、水軍そのもの。
四国から九州がこんなに近いのかと驚くほどの距離。
大洲→佐田岬だけ少し遠くのんびりドライブするのも、また旅の味。
【第2章】
番外編:大友宗麟公園
宗麟終焉の地をふらりと訪ねて
■ 臼杵からさらに南へ
フェリーで九州へ渡り、臼杵城を越えて津久見市へ。
駅前でふと見つけたのが、大友宗麟の名。
ここ津久見市は、キリシタン大名として知られる宗麟の終焉の地でした。
少し歩くと市街を一望できる公園があり、ここに城があってもおかしくない。
そんな地形が広がる。
江戸期の城は残らずとも、歴史の匂いが確かに残る場所でした。
この日は翌日の攻城に向けて、津久見湾沿いのセメント工場夜景が見える宿に宿泊。とても綺麗👏
【第3章】
続100名城 NO.195 延岡城
九州屈指の迫力「千人殺しの石垣」へ!
■ 津久見から南へ約1時間半
宮崎県延岡市へ。
お目当ては続100名城の名所 延岡城。
駐車場(北櫓跡前)はコメダコーヒーの横という珍しい立地。
コメダは好きだが、お城があると寄る暇はない。
車を降りて振り返ると、すでに美しい野面積み。
「攻城開始前からテンションが上がる城」まさに延岡城。
■ 野面積みの足元にカニ!?
石垣の前で気づくと、足元にはカニが大量…!
理由は単純でした。
延岡城は「五ヶ瀬川 × 大瀬川」に挟まれ、海に近いから。
九州の城ならではの、独特の空気を感じさせる。
北大手門へ進むと、左右の石垣には刻印も多数あり見どころ満載。
■ 千人殺しの石垣の迫力
北大手門を抜けた瞬間、
目の前にそびえ立つ巨大石垣。
延岡城最大の名所、千人殺しの石垣。
礎石を抜くと崩落し、千人の敵を葬る防御構造。
どの石がそれか予想してみるのも楽しい。
九州で最も攻められたくない城とも呼ばれる。
■ 影の主役 有馬家 の普請技術
北大手門東側の石垣は、大阪城の有馬家普請丁場と共通点が多い。
延岡と大阪が石垣で繋がる、面白い発見。
さらに、石垣に根付いた大木はまさに城の守り神のよう。
■ くどいほど複雑な櫓跡
「二の丸に二階櫓跡」
「本丸に二階門櫓跡」
「三の丸に三階櫓跡」
…ややこしい!
だが、三階櫓跡から望む延岡市役所は絶景。
■ 延岡城⑤ 西の丸=内藤記念博物館
西の丸跡に建つ博物館では、延岡藩の歩みを深く学べる。
延岡城を訪れるなら、絶対にセットで見ておきたいスポット。
【第4章】
100名城 NO.92 熊本城
加藤清正の名城で、夏の本丸へ突入!
■ 延岡から九州横断し、熊本へ(約2時間半)
ついに九州の大本命、熊本城へ。
二の丸から本丸へ続く空堀が抜群に良い。
夏の陽射しの中でも、攻城のアドレナリンが暑さを上回る。
水分補給忘れがち。
■ いざ!天守へ
天守は世界中からの観光客で大混雑。
TSMC熊本の影響もあり、インバウンドが急増中。
展示は日本語中心で、海外勢は素通りしてしまいがちだが、
実は英語音声ガイドが公式アプリに存在する。
意外と知られていない便利情報。
■ 復興の時を刻む天守
震災からの復興を象徴する天守。
2016年 → 倒壊
2021年 → 天守再公開
2026年 → 震災から10年へ
「光陰矢の如し」
城を前にすると、その言葉が骨身に染みる。
■ 夜の加藤清正に相談すると…
翌日の攻城計画を清正公に相談すると、
「天草の先に日本版モン・サン・ミシェルがある」との助言。
その真意を確かめに行く。
■ 最強の陣「野乃熊本」
2025年8月オープン、御宿 野乃 熊本。
完全にお城好きホイホイの装飾。
- 清正公の虎退治
- 頭上の巨大兜
- 露天に光る九曜紋
- 冷やし枕で極楽
- 湯の壁に反り返る石垣意匠
- 無料アイス
- 休憩所に“熊本城の本”の山
「ここは天竺か…?」と二度思うほど至福の時間。
旅城マップにもおすすめ宿として登録済です。
【第5章】
番外編:富岡城(天草)
日本版モン・サン・ミシェル(※個人の感想)
■ 熊本から西へ2時間半、天草の果てへ
寺沢広高が築いた海城 富岡城。
三方を海に囲まれ、一方だけ陸続きという要害の極み。
その姿はまるで日本版モン・サン・ミシェル。
■ 白い石が並ぶ海岸
天草特有の白く平たい石が海岸に積もり、
その場で小さな石垣を築くのが楽しい。
■ 半島先端の攻め上がりルート
海を渡るように半島へ進むと、
高台にそびえるビジターセンター(模擬櫓)が見えてくる。
攻め甲斐のある城だと一目でわかる。
■ 落ちない城の二の丸石垣
寺沢氏の守りにより、
天草島原の乱でも落城しなかった城。
美しい石垣を前にすると、
合格祈願したくなる気持ちもわかる。
■ 最強のワーケーション櫓
整備状態がとても良く、草刈り中に訪れるほど清潔。
中でも驚くのが、
東隅櫓が「ワーキングスペース櫓」として利用可能な点。
海を望む絶景でテレワークできる城なんて、全国でも唯一。
■ 名物・なまこ壁トイレ
駐車場には、まさかのなまこ壁トイレ。
旅城トイレ選手権でも強キャラ。
【DAY2まとめ】
■ この2日で巡ったスポット
- 佐田岬〜三崎港(国道フェリー)
- 津久見・大友宗麟公園
- 延岡城(千人殺しの石垣)
- 熊本城(清正と野乃の陣)
- 天草・富岡城(日本版モン・サン・ミシェル)
東→西 → 南 → 北 → 西へ
まるで戦国大名の転戦レベルの移動量。
だが、訪れた城はどれも唯一無二の表情を持ち、
まさに攻城ロードの集大成と言える内容でした。
🔜 次回予告
DAY3|天草からさらに南か?それとも北上か?
次なる攻城ルートを公開!