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🏯【旅城・夏の九州攻め】

DAY3 |天草・島原編
富岡城から原城・島原城へ フェリーと名岩でつなぐ海の攻城ロード

著者:旅城 初出: 更新: タグ: 旅ログ / 九州 / 攻城
天草・富岡城から原城・島原城へ続く海の攻城ルートのイメージ

旅城|天草・島原編

天草・富岡城から、おっぱい岩・鬼池港フェリーを経由して、原城・島原城へ。
お城だけでなく、ジオパークの奇岩や生活フェリーも織り込んだ、DAY3 の攻城ロードをまとめました。

富岡城・おっぱい岩・鬼池港フェリー・原城・島原城をつなぐ天草・島原ラインのイメージ
富岡城からおっぱい岩・鬼池港フェリー・原城・島原城まで、地図上に一本のラインが浮かび上がる「天草・島原編」。

※ 本記事は「旅城・夏の九州攻め」DAY3 の記録です。
※ ルート・所要時間・各施設の情報は訪問当時のものです。最新情報は公式サイト等でご確認ください。

DAY3|天草・島原編|富岡城から原城・島原城へ

天草北西端の 富岡城 を起点に、おっぱい岩鬼池港フェリー を経由し、
島原半島の 原城島原城 へとつなぐ海の攻城ルートです。

  • 富岡城:三方を海に囲まれた「日本版モン・サン・ミシェル」
  • おっぱい岩:天草ジオパーク名物の奇岩スポット
  • 島鉄フェリー:生活路線フェリー 鬼池港〜島原半島🛳️
  • 原城:続100名城 NO.188(島原・天草一揆の舞台)
  • 島原城:100名城 NO.91(白亜の五層天守)

城そのものだけでなく、地形・フェリー・ジオパーク も含めて楽しむことで、
天草〜島原エリアが「ひとつながりの景色」として見えてきます。

第1章 名城 番外編:富岡城おさらい

前回までの記事で紹介した 富岡城 は、天草北西の突き出た半島に築かれた海城。
三方を海に囲まれた姿から、「日本版モン・サン・ミシェル」とも呼びたくなるロケーションです。

三方を海に囲まれた富岡城跡の遠景と海の眺め
二の丸越しに海を見下ろすと、半島とお城が繋がる景色が広がります。
富岡城
ここに来るまで絶景でノックダウン。

今はビジターセンターやワーケーション櫓が整備され、
「海を見ながら働ける城」 としても注目の富岡城。

  • 天草・島原の乱の際も、落城しなかった「落ちない城」
  • 東隅櫓のワークスペースからは、天草の海を一望

そんな富岡城を満喫したあと、DAY3 ではさらに 「次の海路」 へと進みます。

第2章 名岩 番外編:おっぱい岩

富岡城から車で約30分。どうしても見逃せない地名が目に飛び込んできます。
その名も……「おっぱい岩」

干潮時に姿を現す天草のおっぱい岩
干潮時にだけ姿を現す、天草ジオパーク名物「おっぱい岩」。
名前のインパクト以上に、火山活動と浸食が作り出した造形美に見入ってしまいます。

場所は、天草郡苓北町坂瀬川。
火山活動でできた岩が長い年月をかけて浸食され、「名前通り」のシルエットになったと言われています。

  • 富岡城から北へドライブがてら寄り道できる距離感
  • 満潮時は近づけないこともあるので、干潮時間のチェック必須

第3章 鬼池港から島原半島へ

おっぱい岩を後にして車を北へ約10分。
天草〜島原を結ぶ玄関口 鬼池港 に到着します。

鬼池港のフェリーターミナルと島鉄フェリー
島原鉄道が運航する「島鉄フェリー」。
観光船というより、地元の人々の「日常の足」として機能しているのが印象的です。

鬼池港からは、島原港口之津港 へとフェリーが出ています。
車ごと乗り込んでしまえば、あとは島原半島の稜線を眺めるだけ。

  • 生活路線のため、予約不要で乗れる便も多い
  • 海上から見る富岡半島と島原半島のシルエットが美しい

観光フェリーとは違う、
「人々の生活の場」 という空気が、船内にも静かに流れています。

第4章 続100名城 NO.188 原城

フェリーで島原半島に上陸し、海沿いの道を走ること約1時間半。
島原・天草一揆の籠城戦の舞台となった 続100名城 NO.188 原城 に到着します。

真砂の電動レンタサイクル
海と稜線とお城を一体で感じるため
「原城温泉 真砂」のレンタサイクルは必須です。
海を背に原城跡へと続く道と海岸線
海沿いの道を抜けて原城跡へ。
道中は海風と自然の香りが心地よいです。

車でのアクセス拠点としておすすめなのが、海沿いの温泉施設 「原城温泉 真砂」 周辺。
ここから本丸方面へは、およそ1kmほどの距離です。

  • 温泉と食事で、攻城前後の体力回復もばっちり
  • 電動アシスト付きレンタサイクル(2時間300円・訪問時)もあり、坂道も快適
静かな海を見下ろす原城跡の土塁と曲輪跡
案内所で無料のタブレットを借りることができます。
往時の城の姿を見ることができます。
天草四郎
今はただ静かな海と草地が広がる原城跡。
しかしここが、かつて数万人が籠城した最後の砦であったことを思うと、足元が少し重く感じられます。

原城は、戦国大名 有馬氏 の支城として築かれ、のちに島原・天草一揆で徹底的に破壊されました。
現地の案内所では、当時の構造を再現した VR も体験でき、
「いま目の前にある地形」に往時の城郭を重ねて見ることができます。

タブレット片手に歩きながら、
「いつかスマートグラスで歩くと往時の城が目の前に立ち上がる時代が来るのでは」
と未来の攻城スタイルに思いを馳せる体験でした。

第5章 100名城 NO.91 島原城

原城から島原半島を北上すること約1時間。
白亜の五層天守がどっしり構える 100名城 NO.91 島原城 に到着します。

白壁の五層天守がそびえる
白壁の天守の背後には雲仙岳。
狭間から見える島原駅
狭間から眺める島原駅。
島鉄フェリー、原城と続きここにも天草四郎
ここにもいる、天草四郎。

島原城は、2025年3月に 国指定史跡 に指定されました。
幕府が新規築城を制限していた時代に築かれた、貴重な近世城郭です。

  • キリシタン弾圧・島原の乱など、学べる展示が充実
  • 天守からは、有明海と島原湾、城下町が一望
  • 堀一面に広がるハスの葉が、高田城・忍城との「蓮の城」を連想させる

天守の狭間から外を覗くと、
島原駅と有明海が一直線に並ぶポイント もあり、
「ここ、絶対狙って設計されてる!」と思わずニヤリ。

第6章 地理メモで整理する「天草・島原ライン」

最後に、今回のルートを 地理的なメモ として整理しておきます。

  • 熊本市の南西に広がる天草諸島
  • その北西にボコっと突き出た半島の先端に、海城 富岡城
  • 富岡城から北上し、天草ジオパークの おっぱい岩 へ寄り道
  • さらに北へ進むと、鬼池港 フェリーターミナル
  • フェリーで島原半島へ渡ると、南部海岸沿いに 原城跡
  • 半島を北上していくと、白亜の天守 島原城

地図の上に線を引いてみると、
富岡城・おっぱい岩・鬼池港・原城・島原城 が一本の「天草・島原ライン」として並んでいるのがよく分かります。


DAY3まとめ|「海と信仰」の天草・島原ラインを一気に巡る

DAY3 は、天草の海城から島原半島の歴史スポットまでを一本のラインで結ぶ 一日でした。

  • 富岡城:三方を海に囲まれた「落ちない城」
  • おっぱい岩:天草ジオパークが生んだインパクト抜群の奇岩
  • 鬼池港フェリー:観光と生活をつなぐ海の道
  • 原城:島原・天草一揆の籠城戦の舞台となった続100名城
  • 島原城:白亜の五層天守と、信仰・反乱の歴史を伝える100名城
富岡城・おっぱい岩・鬼池港フェリー・原城・島原城をつなぐ天草・島原ラインのイメージ
富岡城からおっぱい岩・鬼池港フェリー・原城・島原城まで、地図上に一本のラインが浮かび上がる「天草・島原編」。

海・地形・フェリー・信仰・反乱。
実際に移動しながら体感できるのが 「天草・島原ライン」 の醍醐味でした。

次回予告|DAY4 九州ラストステージと山陰への抜け道

天草・島原編を終えた旅城は、いよいよ 九州ラスト攻城 です。
島原半島から熊本へ戻り、柳川・久留米・小倉と北上し、山陰の 浜田城 へと抜けるロングルート。

  • 多比良港〜長洲港のフェリーで九州本土へ帰還
  • 水郷の城下町 柳川城 と続100名城 久留米城
  • 唐造り天守がそびえる 小倉城
  • 日本海を望む続100名城 浜田城

次回は「天草・島原ライン」から、「九州ラストステージと山陰への抜け道」へ。